両面研磨機や、片面研磨機を使用したり、機械を使ってモノを磨いている皆様!
ポチっと加工ボタンを押したものの…不安になる事ないですか?
例えるなら…
家を出た後に、家の鍵を締めたか心配になったり。
家を出た後に、火を消したっけとなったり。
家を出た後に、2Fの窓開いてるような…となったり。
御多分に漏れず私はそれです。
すぐ心配になって…尚且つ鍵締めてなかった!戻ってよかった!となるマジで危ないタイプです。
そんな私が、加工現場で加工ボタンを押す時はもうヒヤヒヤです。
しかしそんな事言ってられません。ドキドキしますけど一日に数えきれない程押しますし…。
嫌でも慣れていきます。が、慣れると当然ミスが出ます。
そんなビビりの私がミスを最小限にする為にどうするか?
かつ、遠慮なく加工ボタンを押すにはどうするか?
答えは情報です。
私は、得られる限りの情報を確認しながら加工しています。
かっこよく言うと五感をフルに使い確認しています。(笑)
まずは5感の前段階。加工ボタンを押した後は…数値を見ます。
※その前に…ワークがしっかり配置されているか、キャリアに乗り上げていないか等はやり過ぎる程確認するのが前提です。
初期の確認としてまずは数値として得られるものが安定しているか確認します。
・加工レートの推移(加工時間がバラついてないか?)
・面粗度の推移(数値がばらついてないか?毎回一定か?)
・平坦度の推移(数値がばらついてないか?毎回一定か?)
・定寸値の振れ(振れ幅は一定か?)
次に…五感を使って加工状況に問題がないか判断します。
・ワークがいびつに回転していないか。
→両面機に挟まれているとオーバーハングの時しか見えませんが、その場合はその一瞬の動きを見ます。
・加工音に変化がないか
→良い状態の加工音、悪い状態の加工音。ワークが削れる音がしているはずです。そこに異音はないですか?
・研削液に泡が増えていたりしないか
→切れずに滑っている場合、研削液が泡だらけになる事があります。
・キャリアが抵抗を感じ揺れていないか
→キャリアのキシミ、歪みを見ます。ストレスなく回転しているか?
・加工後の工具面が変化していないか(光沢面、曇った面、筋etc)
→加工物ではなく、工具を見ます。何か変わった時は工具にも変化が現れます。
これらを意識するだけでも加工トラブルを最小限に防ぐ事が出来ます。
トラブルのまま進んで、最後に全数やり直しが一番キますので…。
大切なのは今どんな感じで加工されているか、ワークの気持ちになって考える事…が持論です(本気
複数台の時はそれぞれそのイメージを持ちながら見回ります。
皆様も自分流のトラブルの防ぎ方(確認方法)があるかと思います。
是非教えて下さい!
ではまた!