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展示会 裏話~雪のメモリー~

 

展示会最終日が終了致しました。

多数のお客様に来て頂き、本当にありがとうございました!
不慣れな点もあったかと思いますが、皆様「笑顔」でブースを去られた事が印象的でした。
また様々な「ニーズ」も教えて頂きました。
そのニーズにお応えすべく頑張ります。
また、今後もドシドシ展示会に参加致しますので、宜しくお願い致します。
(ちなみにブログへの叱咤0でした)

 

さてさて裏話っつーことで昨日の続きです。
前々日に私が「デンジャラスデルタ(雪で滑って後頭部をマジ強打)」した事はお伝えしました。
※昨日のブログはこちら

今日は展示会の前日(ブース設置日)の様子をお伝えしまSHOWッ!

1月23日 12:00~
前日の大雪が影響し、交通機関は乱れていた。
時刻表通りに進まない電車に乗り込み、なんとか埼玉スーパーアリーナへ向かった。
その最中、別商品の集荷が不可、出荷が不可等の情報が入る。

 

「東京って街は、この程度の雪で麻痺しやがる…」

 

田舎育ちの私は、熱いコーヒーを飲みながらそう思っていた。
※昨晩雪の中でデルタったのは既に記憶から消去している。

その時ふと気付いた。
「昨日送った展示品は届いてるのか?」

いや、そこを気にした所で何も解決はしない。
現場に行き、物があるのかないのか…ただそれだけだ。
悟りを開いているワタシは、そう考え颯爽とブースへ向かった。

 

あれ?ここだよね?何もなくね?
そんな声が聞こえた。

そう、悪い予感は的中するもの。荷物は届いていなかった。
ブース責任者は焦っていた。
運送会社にTELをし、運送会社の状況を理解した上で、我々の状況を説明していた。

 

その時の私の行動は以下の通りだ。
Twitterでの実況の様子をご覧頂きたい。

まずは第一報。
戸惑う彼らを後目に、悠々自適にTwitterをしていた。
これは過去最高の「いいね」と「リツイート」を頂く事になった。
後々語られるであろう「雪のメモリー事件」である。

 

そして第二報

私は空を見ていた。
この時の気分はスーパーアリーナでライブを行っているアーティストだった。

「みんなぁー!盛り上がってるーーー?」
「楽しんでェ!行こうZE------N!!」

 

の、様な盛り上がりはカケラもなく持込みの荷物だけ設置。

 

 

そして第三報

次はライブ客の気持ちになる為に、観客席に座った。

「イエーイ」

もはや私にとってアリーナは庭と化していた。

 

 

第四報

ブースに戻りひたすらパネルを凝視した。
凝視しても荷物は来なかった。

 

 

第五報

私は外の風を浴びていた。
雪が心の隙間を埋めてくれていた。

 

第六報

再度ブースに戻り、iPadで流す動画をエンドレス再生していた。
静かなブースに動画の音楽だけが鳴り響いていた。

 

 

第七報

私はファミレスに行き、ドリンクバーを頼みただただ待ち続けた。
後にその姿は、まるで戦いに備える武士の様だったと語られている。

 

 

第八報

ドリンクをおかわりした…その時である。
運送会社からTELが入り、6時半には搬入出来るという。
この時、時計の針は午後5時を指していた。

1時間程ファミレスで暖を取り、再度ブースへと向かった。
そう、やっと戦いが始まるのだ。(Total6時間経過)

 

会場に戻るとアナウンスが流れていた。

「雪の影響を考慮し、午後7時にて閉園します」

我々に残された時間は30分だった。
設置中も、「もうすぐ電気消しますよ、急いで下さい」係の声が聞こえる。
我々は急いだ。
ただただガムシャラに、明日の開演に備え急いだ。

 

そして午後7時

なんとか設置が完了した。
微調整は明日行う事になった。
Twitterや、周りを確認すると、弊社以外にも展示物の届かない会社が多数あった。
私は思った。
まず我々の荷物が届いた事に感謝を忘れてはいけないと。
そして、このトラブルをどう感じるかに差がある事を考えた。

・キレる者
・諦める者
・楽しむ者

 

これは千差万別であり、どうあるべきかなんてない。
皆それぞれの思いを込めてここに立っているのだ。

ただ私には持論があった。


「平凡な毎日は記憶に残らない」

「数年後に、あの時は~と旨い酒が飲める出来事が欲しい」

 

今回の「雪のメモリー事件」は数年後、うまい酒に変わるであろう。

 

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