研削研磨‐立ち合い加工で会社の技術レベルを一発で見抜く

研削研磨‐立ち合い加工で会社の技術レベルを一発で見抜く

どうも、研削研磨技術担当のKです。

気で新たな取引を検討しているあなたに考えてほしいことがあります。

内製化に取り組むとき
新たな案件を依頼するとき
難しい案件の協力企業を探すとき

どのような企業と一緒に仕事をしたいですか?

製品を仕上げるための取り組みとして、技術レベルはあって当然ですよね。

でも、テスト加工を依頼して結果だけをもらう場合、データを改ざんされている
可能性がありますが見抜けますか?

実は傷が少し残ってるけど、ごまかしの加工をして

できますよ!

と言ってくる企業もたまにいるんです。
依頼してみたらできなかったでは済まされませんよね。

では、そのあたりをどうやって見抜いていくかについてお話していきます。

技術レベルって何?

そもそも技術レベルって何でしょうか?

数値化されるているわけでもなく、資格があるのかと言えばそういうわけでもありません。
以前はかなりハイレベルな技術の資格というか試験があったようですが、
その試験はなくなったようで…今はあるのかわかりません。

では、なにが最も重要ですか?

要求レベルを満たすことができること(確実に)

ですよね。
そのうえでコスト的な話です。

ちなみに、最初にコスト的な話をするのがNGな理由がわかりますか?

もちろん予算的な問題もあるので聞くのが間違いというわけではありませんが
車を買うとして500万の軽自動車と聞いてあなたはどう判断するでしょうか?

高い?安い?

単純に高いと思いますよね。
でもちょっと待ってください。

そこにこんなポイントがついていたらどうでしょうか?

高速代一生無料
ガソリン代一生無料
メンテナンス無料&20年保証
車検代不要(毎年チェックも受けられる)
自動車としての機能最高級クラス

まじめに検討しませんか?
即決する人もいるかもしれません。

もうお分かりかもしれませんが、金額というのは一つの目安でしかなく
その金額を払ってメリットがあるのかどうかを判断しなければいけません。

要求値をクリアできるのか(仕上がり状態)
加工時間はどうか(ラップ10%が伸びても研磨時間20%減る)
仕事終わりに2時間掃除していた時間が20分になる
1枚当たりの加工コストは10%ダウン

と言う視点で見て、トータルコストメリットを算出できるかが
大きなポイントになってきます。

そして、もう一つ大きな要素があります。

技術担当者の実力

一言でいうと「対応力」ですね。

対応力と言っても、いつも笑顔で、何を言っても聞き入れてくれることでは
ありませんよ。

あなたも経験があるかもしれませんが、あなた自身のお客様や上司の方が
言っていることって、短期間に変わることないですか?

要求事項の情報収集が間違っていたり、加工前の素材が思った以上に
ひどい状態だったり、いろいろと状況が変わってくることもしばしばです。

すべて聞き入れることは無理ですが、その要求に対応するテクニック等
技術の引き出しがどれだけあるかを見てみてください。

加工の原理などを聞いてみると、加工スタートのボタンを押しているだけの人か
考えながら加工している人かすぐにわかります。

ちょっと気難しくても、信頼できるパートナーを見つけるべきです。

どうやって見抜くのか

まず、あなたが加工を検討しているものは何でしょうか?

青板・白板・SiC・GaN・セラミックス・石英・金属(銅やSUSなど)
樹脂(EG・PVCなど)複合材・等々

どんな素材を、どのように仕上げたいのかを相談する必要があります。
多くの人は、今のレベルより高目の要求してきますね。

私の場合は、その要求がクリアできるかどうかを確認するために
素材の提供とテスト加工をさせて欲しいとお願いしています。

その理由は明確で、現物で加工し、加工データと加工ワークを提出することで
本当の要求事項をクリアできるかを見ていただくためです。

  
でも、そんな簡単に新規案件の素材なんて出せないですよね?
なので、まずは聞いてみてください。

例えば、

SiCを加工したいとして、最も重要な項目を平面粗さだと仮定します。
そして、加工環境についても少し相談するわけです。
片面加工なのか、両面加工なのか、それとも端面加工なのかなどです。

聞く方法としては、

SiCの加工を検討していますが、加工経験がありますか?
仕上がり粗さは○○μm…できれば△△nmなどでできるといいのですが…

こんな相談をしてみるだけでOKです。

やったことがなくても、
これまでの経験からこんなことはやったことがあるけど似た感じですか?
このレベルまでならやったことがありますが、新しい○○を使えば可能性があるかも。

中には「できません」との回答もあるでしょう。
それはそれで、はっきりしていて助かりますよね。

探り探り話をしながら、相手の知識や経験を探り、信頼”できそうな”人を
見つけてみてください。
見つかれば、素材の提供からデータなどの提出要求を出すといいでしょう。

立ち合い加工で本当の技術を見抜く

素材の提供なんかできない場合ももちろんあるでしょう。
提供してもらったデータはどこまで信用していいのかも分かりませんよね。

だったら、目の前で加工してもらえばいいと思いませんか?

疑問点もあなた自身が見れば答えはわかりますし、
直接話すことで、担当者の経験と対応力も判断できますからね。

環境という観点からも見て取れるところがあります。

こんな環境でもできるなら、あなたの加工環境なら問題ない
この部分さえクリアできれば使えるな
こんな方法だったら、自分のところでもできるかも

自らの目で見ることで得られることはたくさんあります。
その場でコスト試算までできるかもしれません。
※結果からみてどの程度の金額ならコストが合う等

その会社の社風まで見て取れます。

サポート体制や、購入についての相談。
どこまで、あなたの希望に沿った対応ができるのかを判断するには
立ち合い加工で、担当者と話しながらあなた自身の目で確かめるのがベストです。

加工現場に入れる環境自体珍しいという状況になっているので
立ち合いできる時点で、すごいことかもしれませんよね☆

固定砥粒加工を検討するなら

固定砥粒と言ってもいくつかのメーカーがあります。

あなたが固定砥粒加工を検討するなら、どんな固定砥粒がいいですか?

やったことがなければ、どんなと言われても難しいですよね。
今の加工よりいいもの、なんてざっくりとした答えになっても仕方ありません。

でも、ちょっと待ってください。
ここまで、読んでいるあなたなら1つの答えが出ているのではないですか?

興味があるなら、今すぐに聞いてみてください。
固定砥粒加工で新たなステージへ~ブリエムール~

研削研磨.comは、他社にはマネのできない経験と知識から
加工に関する詳細なデータの報告に満足頂いています。

立ち合い加工で、担当者のレベルを見抜いてみたいと思うなら
うってつけです。

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