加工熱と下熱-基礎知識Jr.

加工熱と下熱-基礎知識Jr.

こんにちはLINE担当Kです。

 

ここ数日研削研磨.comさんの疑問部屋ブログが更新されなくて
少々ものさみしさを感じています。

 

体調不良らしいんです…熱Σ(゚д゚lll)ガーン

 

早く熱が下がって復帰(ブログ)してもらうために熱についての
基礎知識的な内容をお話ししたいと思います。

加工熱

加工熱って知ってますか?

知っている人は知っている…でも知らなくてもOK???

いや、知っておくべき内容の一つ!
と言うことで、固定砥粒加工の中の一つである加工熱についてです。

 

固定砥粒は砥粒にダイヤモンド砥粒を使っています。

 

これは、硬さ(モース硬度・ヌープ硬度、ビッカース硬さ(Hv)等)が
最も硬いことが理由です。

あと、削る(ラップ加工・ラッピング)が目的であったりします。

まず、ダイヤモンドについて多少知っておく必要があるのですが2つだけ
ポイントをお伝えします。

 

1.熱伝導率が高い

2.親油性(油と相性が良い)

 

これが何を意味するのか…ポイントです☆

 

話を加工に戻しますが、両面ラップ加工(固定砥粒加工)とは上下のラップ盤で
ワークを挟んでこすり合わせながら加工する方法です。

こすり合わせると言うことはどんなことが起こるのか…

摩擦⇒熱くなる=摩擦熱

 

出ましたね!熱!!

そして、ダイヤモンドはある程度の熱が発生すると焼けたりしちゃうんですよね。
そうなると加工できない…
※ダイヤモンドは焼くと気体となって消え去ります。(厳密には炭化したり…)

 

なので、熱を下げないといけないんですよね!(研削研磨.comさんも)

 

熱を抑えてラップ加工を最適化!

熱を抑えると言っても加工熱(摩擦熱)が加工に大切な役割をしている
と言った意見(理論)があったりしますが、焼けるほど熱くしては行けませんね。

 

それは、加工対象物(ワーク)にも悪影響を及ぼします。

 

では加工しながら熱を抑えるにはどうしたらいいでしょうか?

 

ダイヤモンドの特長2…親油性

 

そうです、研削油(クーラント)を使うんです。

固定砥粒によるラッピング加工では水溶性の研削液(クーラント)を使います。

 

理由は簡単です。

1.油(ダイヤモンドと相性が良い)

2.水溶性なので発火の危険性が無い

 

水溶性のクーラントを循環させながらラップ加工をすることで
加工しながら、加工熱が上がりすぎることを抑えることが出来ます。

 

固定砥粒加工はここを抑えればOKなのかと言えば答えはNOですが、
一つのポイントとして押さえておくべき点であることは確かです。

 

話は研削研磨さんに戻りますが、熱の原因は何でしょうか…

・風邪…
・知恵熱…
・ストレス…

ストレスと言えば、加工によるダメージ等も加工ストレスって言ったりしますね!

原因がわかれば対処法がわかってくる。
対処法がわかれば予防法もわかることもある。

 

これからどんどん寒くなるので体調管理(予防、対処含め)をしっかりして
健康第一で行きたいですね!

 

最後に、ご質問などはこちらでもOKですよ!!

 

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