答えは目の前にある…本には書いてない

答えは目の前にある…本には書いてない

どうも、週末のKです。

 

製造現場でも、開発現場でも常に新しこと、改善の要求がありますよね?
その答えが本に載っている確率ってどれくらいだと思いますか?

 

基礎的なことなら、多ければ7割くらいは載っているでしょう。

 

どの本に?
手持ちの本に載っている確率は微々たるものかもしれませんね…

と、いうことで、本には載っていない本当の答えについてお話します。

事件は会議室で起こっている?

織田裕二思い出しますねぇ☆

 

『事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!!』

 

いいえ、事件は会議室で起こっているんです。

企業というものは成長しなければ存続はできません。
自らが成長しなければ、他が成長して置いて行かれるからです。

 

成長のために、事件が発生するのです!!

 

でも、事件の発生は会議室でも、答えがあるのは現場ですね。

例えば、

利益を上げるために生産性を上げよう!!という話が出たとします。
今までのやり方を変えるということになりますよね。

どうやって変えますか?

 

・加工速度を上げる
・加工量を減らす

加工条件はこれまでの技術から最適化された条件設定になっていることが
ほとんどかと思いますが、それは半分正解で半分不正解なんです。

どういうことでしょう?

その答えはシンプルで、今の環境の中での変化を考えるからです。
そして、今持っている知識だけでどうにかしようとすると

イタチゴッコ

で、行き詰る可能性大です。

イタチゴッコを脱却する

加工工程の改善でこんなことがありました。

上司:研磨にコストがかかりすぎてるから、コストを下げろ!!
部下:どうしたらいいでしょうか?
上司:それを考えるのが仕事だろ!!
部下:…考えてみます(´;ω;`)ウゥゥ

以下部下の頭の中

さてさてどうしたもんか…
研磨のコストを下げるということは、研磨レートを上げるのが一番か…
でも今までさんざんやってるしどうにもならない。
それなら前の工程で何とかしてもらうか!!

ラップ工程でどうにかするには、仕上げを細かくしてもらう
そのためには、今より細かい番手で…
うまく加工できない…抵抗が上がりすぎて逆に駄目だ…

砂の種類を変えるべきか…

あ~だめだ…(´;ω;`)ウゥゥ

 

こうして結局答えは出ず…
そして毎回この繰り返しで同じところで行き詰ります。

 

考え方を変えていかなきゃダメですね。

 

ラップの工程で改善しようという考えはいいと思います。
でも、工程変更は砂を変えるだけなのでしょうか?

違いますよね!!

機械の仕様や加工条件もあります。
もしくは、直前だけではなく、その前まで変えることも可能です。

 

遊離ラッピングから、固定砥粒によるラッピングへの移行もOKです。

 

それぞれの特長と効果を考えると、答えが出てくる可能背はぐっと上がります。
他にもあります。

1個づつ加工しているのであれば、複数を同時に加工できれば
それだけで数倍の加工量になります。

そこは投資ですね。

費用対効果を考えて投資することも考えの一つです。
先を考えて投資の必要性を考える必要がありますが…

 

イタチゴッコを脱却するには、環境自体を変えることを考える。

ですね。

できない・・の根本的理由は何?

考えるのは、できるかできないかではありません。
なぜできないのかを考えることです。

なぜできないか

ですよ。

 

先ほど、条件を変えると抵抗が上がって…
という話をしましたが、抵抗が上がる原因は何でしょうか?

砥粒が小さくなったから

それだけでしょうか?

砥粒が小さくなったら、加工条件を変えることも一つです。
他にも抵抗を抑えることができる方法もあります。

 

定盤形状を変えること

 

これも大きく作用します。
どんな方法がベストなのか…これは現場の人が一番よく
知っているでしょう。

なぜ、この条件なのか
なぜ、この資材を使っているのか
なぜ、それが難しいのか

なぜ、なぜ、なぜ…

 

なぜがわかれば仮説を立てます。

その仮説が正しければ、いい方向に進むでしょう。

 

考えた末に、ポリッシュ前の工程の改善ができたとしても
ラップの時間が増えてしまうこともよくあります。

それならその前を改善する。

 

一人で考えなくてもいいんです。

 

その道にはその道のプロがいますからね☆

答えは本には書いてなかった

ノウハウって何でしょうか?

 

経験という言葉には表せない感覚と知識。
いうのは簡単でも実行するのはとても難しかったりします。

 

そして、そのノウハウは人の頭の奥深くに埋まっているんです。
実際、わからないときに相談すると答えが出てきます(笑)

そのノウハウは、本人が使えると思っていない場合も多くあります。

その当時は使えなかった知識として認識されている場合もあります。

 

結局は人と相談しながら、いろいろな案を出して仮説を立てる。
その仮説があっているかを確かめる。

 

これにつきます。

 

ここまでで気づいた方がどれくらいいるかわかりませんが…

改善できるのは意外と新しいメンバーだったりするんです。

知識があまりないからこそ、今までの疑問を改めて考えさせてくれる。
知識がないからこそ、質問できる。

 

ベテランと新人のタッグが組めるといいですね!!

 

そして、どう考えても、このタッグによる話し合いは
本には書いてないでしょう。

書いてある本があったら教えてください。

 

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